畑作研究部では、豊かな自然に育まれた北海道の大規模畑作農業が、高品質で安全な食糧を国民に供給し、高収益で環境に優しく持続でき、さらに低コストで国際競争に勝ってわが国の自給率の向上に貢献できるように、21世紀の畑作技術を支える研究を進めています。
北海道の畑地約40万haに展開する一戸当たり約30haの大規模機械化畑作を背景に畑作の総合研究チームが「畑作物・野菜の新作付体系」の確立、草地約50万haに展開する一戸当たり約80頭の大規模酪農を背景に酪農の総合研究チームが「高品質飼料生産による畑地型酪農」の確立を目指しています。
育種関係研究室は、寒さに強い作物を開発するとともに、美味しいパンやラーメンのできる秋播小麦、病害に強く甘い砂糖が沢山穫れるてん菜、美味しいポテトチップスやサラダの作れるカラフルなばれいしょ、風味豊かで健康によいそばの品種改良を研究しています。また、極寒気候でも栽培できてクッキーもつくれるらい小麦の導入も進めています。
専門技術を開発する研究チームは、センサーを活用した環境負荷の少ない低コスト生産技術、生態調節機能を活用した土壌病虫害や雑草の環境制御技術、消費者に求められる品質制御技術、北海道産農産物の需要拡大のための新加工用途開発、非破壊品質評価法の開発や低コスト遠隔地輸送の流通システムの研究を進めています。
また、以上の2総合研究チーム、4研究室、4研究チームの研究の推進を総務部の事務を分掌する芽室総務分室と試験圃場の管理等を行う業務科が支援しています。